ノーム
ノーム
モウのいたる場所にひそんでおり、
過去の苦い経験のせいでおびえながら暮らしている。
中にはよそ者と友好関係を築こうとするノームもいるが、
そうしたノームは長生きできない。
海外公式サイトによれば、ノームについて次のように説明している。
「some still try to make friends with strangers.these nomes rarely survive.
（よそ者と友好的なノームもいるが、そうしたノームは長生きできない。）」
ゲーム内でハグをすることになるノームは「よそ者と友好的なノーム」だと思われる。そして注目したいのは、「そうしたノームは長生きできない」と書かれている点である。ノーム（nomes）という言葉にはもともと「ドワーフ」や「地の精」という意味があることから、ノームは暗闇の住人であり、これに対する「よそ者」というのは「光の住人」つまりは「モウに囚われた子供たち」を指しているのだと思われる。
ノームたちの過去
公式サイトの説明では「過去の経験からおびえるようにして暮らしている」とある。この「過去の経験」とは何を指すのか。簡単に考えれば、暴力を受けていて酷使されていたということが連想されるが、作中のレディや管理人たちから暴力を受けていたのかというと、必ずしもそういうわけでもなさそうである。というのは、モウのいろいろな場所（レディの部屋や管理人の部屋など）にはノームの絵が飾られているからである。このことから考えて、少なくともモウの所有者であるレディはノームたちと友好的な関係を築いており、それはすなわち、レディもまたもともとは「よそ者（＝光の住人）」だったということになるのかもしれない。
