攻略の塔  


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ゲスト

ゲスト

ゲストたちは、モウにとって欠かすことのできない存在。モウの食堂ホールに陣取ったゲストたちは、腹がはち切れるほど食べまくる。味わうこともなく、注文をつけることもなく、いつまでも、いつまでも。やがていつかは消えてしまうというのに。
ゲスト


ゲストの役割

海外の公式サイトでの原文では次のようになっている。

「the guests are essential part of the Maw's life-cycle
 (ゲストたちはモウのライフサイクルにとって欠かすことができない。)」

ここで興味深いのは「life-cycle」という極めて生物学的な用語が用いられている点である。
「ライフサイクル」というのは、生物の誕生から死までの過程である。例えば、卵→幼虫→さなぎ→チョウ→卵→幼虫…というようにこの繰り返しが円環状に表わせるためにライフサイクル(生活環)という。


それでは、モウにとってのライフサイクルとはいったい何なのか?同じく海外公式サイトから引用させてもらうと、

「if the Maw had a heart, it would have lived here
 (もしモウに感情があるなら、この場所[レディの部屋]に宿っているだろう。)」

この一文から、モウの所有者はレディそのものであり、モウはレディが築いた心的世界であることがうかがえる。 レディはどうやら自身の容姿にコンプレックスを持っているらしく、真っ白いマスクを着けているだけでなく、彼女の部屋の鏡はすべて割れており、レディの肖像画と思われるものには布がかけられて見えないようになっている。また、シックスとの決戦では、鏡の光が重要な役割を演じる。レディの容姿のコンプレックスがどのようなものなかはわからない。単なる老いなのか、もっと別の要因の損傷によるものなのか、いずれにしても、子供をゲストたち食べさせることによって何らかのエネルギーを得ていたということらしい。
ただそうなると、ゲストの存在意義がいまいちよくわからない。ゲストは双子のシェフによって調理された子供の肉を食らっているわけだが、もしレディが自身の老いにコンプレックスを持っていて、子供の「若さ」を手に入れたいと思っているなら、ゲストを間に挟む必要はなく、直接子供からエネルギーを奪えばいいはずだ。
レディ


モウを動かす闇のエネルギー

モウはそもそもどのようなしくみで動いているのだろうか。海外公式サイトを見ると次の一文がある。

「The lady casts the hypnotic spell that keeps the engin running.
 (レディはまじないをかけることでエンジンを動かす。)」

ゲストたちは明らかにレディの魔術によって操られている。言ってみれば洗脳である。具体的な原理はよくわからないが、レディはゲストたちに異常な食事をさせることによって、モウを動かしているようだ。レディの部屋などに飾られたモウの外観イメージを見ると、モウのてっぺんの煙突のような構造物からは黒い煙が吐き出されている。この黒い煙はゲストたちが子供の肉を食べまくるという行為によって生み出されたものであり、エンディングでシックスが吸い込む黒い煙のようなものとは同一のものなのかもしれない。通常の船舶が石炭を燃やして動力を得るとしたら、ゲストは子供肉をエネルギーに変える炉としての機能を任されていることになる。
ゲスト2


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