ダークソウル資料集「DARK SOULS TRILOGY」を購入してみた

ダークソウル備忘録『DARK SOULS TRILOGY』

連休で暇だったのでアマゾンをウロウロ。
何となく「書籍」のカテゴリーで「ダークソウル」で検索してみたら…。
なんか面白そうなものがヒットしましたよ!
その名も『DARK SOULS TRILOGY -Archive of the Fire-』。
キャッチコピーを確認してみると、
ダークソウル3部作をまとめた究極の備忘録 !」とのこと。
こんなんダクソファンなら買わない手はないでしょうよ。
発売日もつい先月末に出たばっかということで、思わずポチっ。

届いてみたらけっこう大きかったです。
気軽に持ち運べる大きさではないので、自宅で読む感じかと。

目次には以下のような項目が並んでいます。

■チャプター1「Location」
ダークソウル1~3の舞台となる各エリアが、写真ととも紹介されている。

■チャプター2「The Living & The Undead」
NPCの全セリフが網羅されている。

■チャプター3「Drifters」
以下の項目が収録されている。
・The Art of ASTORIUS OF ABYSS
・ダークソウル生物群集
・擬態100選
・Bibliography
・考察亡者たちの『DARK SOULS』語り
・用語集

良かった点

■NPCのすべてのセリフが網羅されている
何周しようとも、NPCのすべてのセリフを聞き出すのは至難の業。
この本では、条件ごとにNPCがどのようなセリフを言うのかが事細かに記されている
単純に読み返しても面白いし、ふとした時にすぐに調べられるので非常に便利。
特にブログとか書いてると、録画し忘れたときとかに助かる。
油断してると、NPCが唐突に重要なことを話し始めることがあるので。
また、英語でのセリフも併記されているのはとても親切。

■モンスターの名前がわかる
ダークソウルに登場する全モンスターが図鑑としてまとめられています。
ダークソウルというゲームには数々の魅力的なモンスターが登場します。
ところがこのゲームでは、ボスを除き、基本的にモンスター名は表示されません。
一部のモンスターはアイテムの説明欄などから推測できるものもあります。
また、PS3時代のパッケージ版の説明書にはその一部が記載されていました。
ファミ通などのゲーム雑誌で公開されているものもあるはずです。
ところが正式にすべてのモンスター名となると、これまで例がなかったのではないかと思います。
普通に一人でプレイしているときには特に問題にならないのですが、ブログを書いていたりすると、特定のモンスターを指し示したいときに名前が分からないと非常に困ります。
なので、適当にでっち上げて「梅干し野郎」とか「木のオバケ」とか呼ぶことになるのです。
ちなみに、エレーミアス絵画世界にいる梅干し野郎は「鬱血亡者」が正式名称。
黒い森の庭にいる木のオバケは「樹人」が正式な名称のようです。
このモンスター図鑑はモンスター名を知るうえでは非常に便利なのですが、1つ困ったのが、アイウエオ順なので使いづらいという点です。
モンスター名ごとにアイウエオ順に並んでおり、しかもダクソ1~3で全部ごっちゃになっている。
つまり、調べるときに「モンスター名がわかっていることが前提」になっているんです。
こちらからすればモンスター名を知りたくて調べてるわけで、これは地味に非常にやっかいです。

■意外と使えそうな『用語集』
それからわりと使えそうなのが巻末の「用語集」です。
約120の用語の説明がアイウエオ順に掲載されており、辞書的に使える点は有益です。
ダクソの世界を冒険していると「どっかで読んだけど、どこでだったかなぁ」ということはよくあります(例えば、国の名前とか、騎士の名前とか、神の名前とか…)。
しかも、ダクソシリーズを通して共有している設定なども数多くあるので、この用語集は地味に使う機会が多くなりそう。
ページ数としてはたったの7ページだけですが、4段組みの小さな文字でみっちり書かれているので、思いのほか情報量は多そうです。

■ストーリー考察
ダークソウルと言えば明確なストーリーが語られないことで有名です。
基本的なスタンスとして、世界や物語の解釈はプレイヤーに委ねられているというわけです。
この本では、12ページに渡り、編集部の「独自考察」が掲載されています。
あくまで独自考察ということで、「フロム・ソフトウェアに裏設定を教えてもらって書いたものではない」と断りがされていますが、それでもかなり深い考察がされていて興味深いです。

惜しかった点

■値段が…
とりあえず気軽に買える値段じゃないですね…。
内容の充実度を天秤にかけてもやはりやや高いと感じました。
せいぜい3000円台前半くらいで良かったんじゃないでしょうか。
それでも十分元は取れると思うのですが…。

■武器・防具・アイテムの全テキストも欲しかった!
NPCの全セリフがあるなら、アイテムの全テキストも掲載して欲しかったですねぇ。
ダクソでは物語が明確に語られない代わりに、アイテムの説明欄というのはとても重要な意味を持ちます。
もしこれがあれば、資料集としての評価は大きく違うものになっていたんじゃないか。
値段についても、アイテムテキスト一覧があれば納得しただろうと思います。
何とも惜しいです。自分が編集する立場ならこれは絶対に入れたいところです。

まとめの感想

ダークソウルのファンとしては少々高いにしても買って後悔はしてません
イラストワークスのような絵が中心のものはあまり興味がないのですが、文字情報を中心にまとめている本書はゲームの世界観に対する理解を深めるという点で非常に有用性があると思いました。
ダークソウルは今後も間違いなく継続してプレイしていくゲームの筆頭格です。
ますます深くこの世界に堕ちていくことができると思うとゾクゾクしてしまいます。

商品情報

単行本:320ページ
出版社:KADOKAWA
言語:日本語
ISBN-10:4048939378
ISBN-13:978-4048939379
発売日:2018/8/31
サイズ:A5判

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