SEKIRO(セキロ)感想プレイ日記 #16「仙峯寺(前編)」

(あらすじ)
捨て牢を通って仙峯寺にたどり着いた。

小太郎


小太郎
「みな、小太郎を置いて、どこへいったんじゃ」
「おら、どうすれば、いいんじゃろう…?」

小屋の裏手の木の下で泣きわめく小太郎という名乗る男(太郎兵の1種?)。
泣いている理由を訊ねると「みなに置いて行かれた」と答えますが、「みな」というのが誰のことを指すのか、本人にも分からないと言います。
そういえば、掛け軸の話の中にも「私たち」という言葉が出てきたし、ここには複数の人間がかかわる何かがあるようです。

小太郎
「くるくる回る、赤白いお花…」
「たった一輪、真白いお花…」
「真白いお花が、見当たらない…」

その後、小太郎は突然訳の分からないことを呪文のようにつぶやきます。
しかも、自分でも何のことを言っているのか訳が分からないのだという。

「とにかく…、真白いお花を、探さなきゃあ」

よくわからんが、もっとも大事なのは「真白いお花を探すこと」なのだそうです。
真白いお花といえば、落ち谷で白い花をゲットしていますが、特に小太郎君はそのことに対しては反応してくれないので、何か別の花をさしているらしい。
そもそも花というのはクルクル回らないですし…。

ところで、「小太郎」という名は、捨て牢で見つけた手記の中にあった子供の名前ですよね。
手記を残した男はおそらく道順の実験体として使われてしまったと考えられますが、その男が小太郎君の父親だったということですね…。
ただ不思議なのは、小太郎は父親とはぐれたことを特に悲しんでいるというわけではないようなのです。
小太郎にとっては、父親のことよりも、「みな」のことのほうが心配のようすなのです。

黒笠のムジナ


黒笠のムジナ
「あっちの方…、向こう岸まで渡りてえんだが、往生しててな」

道なりに進んでいくと、葦名城でお世話になったムジナさんと再会しました。
確かに、葦名城で最後にお会いしたときには「野暮用で仙峯寺に行く」と言っていました。
その野暮用のために向こう岸に渡りたいようですが、渡る方法がなくて困っているという状況のようです。
渡る方法について詳しく訊ねると、「忍び凧」を使えば渡れると言います。

「崖下に、凧上げ係のらっぱがいる」
「あいつに、ずっと凧を上げさせる…、そんな芸当が、できりゃあいいが」


実際に崖下に行ってみるとありましたね、凧。
凧は崖上に置かれた手回し機に紐でつながっていて、手回し機を操作することで凧の高さを調節できるようになっています。
ところが、手を離すと元の場所に戻ってきてしまうという超ハイテク技術が用いられているため、ある高さに固定しようとすると、誰かがつねに押さえておかないといけないわけです(なんでわざわざそんな複雑なしくみにする必要があったんだ…)。

で、手回し機の前にはムジナのいうところの凧上げ係のらっぱ兵1人が配置されており、催眠術的な方法でこのらっぱ兵を操るんだと思いますが、「そんな芸当」はいまのところできないので、このイベントもとりあえずスルーして進んでいきます。

仙峯寺・入口門


道なりに坂を上がっていくと、奥の方に大きな門のような建物が見えてきました。
が、僧兵たちがウヨウヨいるので、草かげなどに隠れながら近づいていく。


あっちこっちに死体が転がっているじゃねーか…。
しかも手足を縛られているし…。
衣服からしていずれも子供か?
掛け軸さんの言っていた通り、かなりヤバいことをしているようですねぇ。


天井の穴から先へと進んでいきます。


建物の中には無数の巨大なコオロギが徘徊しています。
ここには「コオロギ吐き」とよばれる求道者がいて、コイツは不死で、倒しても倒しても復活してきます。
よーく観察していると、確かにその名の通り、コイツからコオロギが発生してきます。
さらに、ゲロを吐きまくるんですが、このゲロに触れるとコオロギが集合してきます。
集合フェロモン的な何かが含有されているんでしょうか。
このゲロをさらによーく観察すると、小さいムカデみたいなのがウヨウヨしています。
この小さいムカデがコオロギになるってことなんですかね。

いずれにしても、なぜ「コオロギ」なのか…。
「コオロギ」ってところに何か暗喩がありそうだなと思って実はいろいろ調べたんですけど、イマイチよくわかりませんでした。
それっぽいものとしては、『日本書紀』によれば、橘に発生する「虫」を常世神として祀る新興宗教があったそうです。
「常世」というのは不老不死の世界のこと。
橘は柑橘類の植物の一種ですが、不老不死の仙薬となる木の実が生えるとされていたようです。
常世神とされた「虫」が何だったのかは明確ではないようですが、アゲハチョウの幼虫(イモムシ)が有力とされているようなので、残念ながら、必ずしも「コオロギ」を指すわけではなさそうです。
が、なにか関連がありそうでもあり、なさそうでもあり…。


落ち谷にもいましたが、老婆から蛇柿の話を聞くことができます。
落ち谷の老婆は「干し柿」の場所についてヒントをくれましたが、今度の老婆は「生柿」についての場所を指し示してくれます。
そして、さらに詳しく教えてほしければ「米」を出せというくだりも同じ。


老婆の指し示した方向をよく見るため、大木の上に登ってみました。
すると、谷の向こう側に何かがあるのが見えます。
どうにかして渡れるはずですが、位置的に見て、先ほどの凧を使うようですね。
おそらく、凧を高く上げた状態にし、それを伝って鉤縄で向こう岸に渡るのだと思います。
なので、ここも結局のところスルー。

修験道


さらに道なりに進むと壊れた橋があり、その脇に見える洞窟を進んでいくと、ようやく次の鬼仏に到着。

続きは次回。

次回:SEKIRO(セキロ)#17
前回:SEKIRO(セキロ)#15

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