SEKIRO(セキロ)感想プレイ日記 #32「首無し・七面武者」

(あらすじ)
桜竜を倒したけど、しばし寄り道中。

首無し、七面武者など、長らく放置していた怨霊系を一気に片づけます。

首無し


「首無し」という名の通り、頭部がないという何ともおぞましいお姿をしている。
そして、極めつけはフンドシ一丁というね…。
いったい何があったんですか…。
ていうか、頭部欠損なのにCERO的にはZ指定じゃないってのがちょっとびっくり。
首が取れるという描写がNGで、初めから首が取れてるのはOKなのか。

首無しはかなり序盤でも遭遇することになるんですが、「神ふぶき」というアイテムがないと攻撃が通りません(なので、後回しにしてきた)。
序盤だと神ふぶきは貴重なアイテムですが、ストーリーが進むと商人連中から無限に購入できるようになる(しかもたったの300銭)ので、ようやく安心して戦えるようになるというわけです。
ちなみに、水中の首無しは、神ふぶきを使用しなくても攻撃が通ります(これは知らんかった)。

首無しはいろいろと厄介な敵ではありますが、「弾いた場合にのみ怖気が蓄積しない」という点だけわかってれば決して強い相手ではなかったです。
怖気がフルになると一発KOなので、やばくなったら早目に「怖気消し(あるいは、まだら紫の曲がり瓢箪)」を使って対処していく感じ。


首無しがいるのは次の5か所。
・葦名城城下(山内典膳がいた場所から小さなお堂をさらに行った洞窟)
・葦名城本城(堀の水の中)
・落ち谷(白蛇の社から右手に行ったところにある墓場の先)
・隠し森(下層)
・源の宮(大桜の下あたりの水中)

いずれも倒すと「○○の怨霊降ろし」というアイテムをもらえる。
何度でも使用できるというところがグッドですね。

テキストを確認すると、首無しの正体について書かれており、
「かつて護国のため、道を踏み外した勇者の成れの果て」とあります。
見てくれはアレですが、かつて葦名の国のために戦った勇者さんだったんですね。
「○○の怨霊降ろし」のテキスト重要部をまとめるたのものが下記。

「人ならぬ怨霊は、降ろせば力となるが、代わりに差し出すものなくば、やがて狂う」
「己がもう狂っている、それを悟り、男は一人、森奥へ消えた」
「護国に狂った武者は、乱を企て首を刎ねられ、その身は堀に沈んだ」
「鎮めの首塚はあるが、長く参るものはいない」

「この勇者は、双子として生まれるはずだった。二人いたならば、宮の貴族に敗れるなどは…」

まとめてみると、イマイチ時系列がはっきりしません。
「森奥へ消えた」とされていますが、首を刎ねられた後なのか前なのか。
というか、そもそも5体の首無しは同一人物ってことでいいんだよね。

森奥というのはおそらく「隠し森」のことだと思われるので、首無しはその先へと進んでいったということになる。
その先にあるのは水生村ですが、さらに先の源の宮までたどり着いたのかどうか。

さらには「乱を企て首を刎ねられた」とあるので、首無しは森奥に消えたあと、葦名に戻ってきてから乱を起こしたということになりそう。
そして、「宮の貴族に敗れた」とあるので、乱の相手は貴族勢ということになる。
「乱」や「首塚」というワードからどうしても「平将門」が想起されますが、このモチーフに当てはめると、貴族勢=朝廷、葦名=東勢力、という感じかな。
さらに言えば、東勢力の中には「奥州藤原氏」やなんかも含まれてそう。
よく考えてみれば、奥州藤原氏は源義経(幼名:九郎)を匿ったのが滅亡の原因とも言えますしね。
このあたりは単純に史実と比較することは難しそうで、いろいろなモチーフを組み合わせて再構成しているようなので、参考程度です。

ところで、竜胤の御子であった丈は、源の宮に行って常桜の枝を持ち帰っています。
丈のモチーフはヤマトタケルノミコトだと勝手に思ってますが、実はヤマトタケルノミコトって双子だったみたいなんですよね。
しかも、かなり荒々しい性格だったみたいで、双子の兄を殺しているようです。
ま、関係ないか…。

七面武者


七面武者がいるのは以下の3か所。
・捨て牢(身投げ場に行く途中)
・獅子猿のねぐら(獅子猿を討伐後に出現)
・源の宮(内裏の扉の下あたり)

最初に出会ったときはとても勝てる気がしませんでしたが、義手忍具の「鳳凰の紫紺傘」を使った途端にヌルゲーと化しました。


形代流し
捨て牢の七面武者を倒すともらえます。
HPを犠牲にして形代を増やすことができるという便利グッズ。
ただ、私にようなへたくそゲーマーにとっては瓢箪の方が大事かも…。


泣き虫の指輪
獅子猿のねぐらにいる七面武者を倒すともらえる。
「泣き虫の指輪」は義手忍具の強化素材の1つ。
「泣き虫」を作るための素材として使うことができる。


泣き虫
泣き虫の指輪には「川蝉」と彫られている
落ち谷の水辺で川蝉は泣いていた
いまは、もういない

仏師に猿酒を振る舞うと、かつての落ち谷での修行時代について話をしてくれます。
そのときの相棒というのがどうやら女性であり、川蝉さんのようです。
獅子猿の体から指が出てきたり、七面武者がいたのが獅子猿のねぐらだったりということを考え合わせると、仏師の相棒・川蝉が獅子猿に指を食われたということになりそうです。
獅子猿の首に刺さっていた刀は仏師のものだったのかもしれませんね。
そして、泣き虫という点で見れば、やはり「川蝉=お凛」ということになりそうです。
お凜は川の近くで泣いてますし。
動きも、忍びっぽいと言えばそう見えなくもない。
となると、お凜の探している作左という男は仏師ということになる(作左=仏師)。
お凜は「作左をどこに隠したのか?」としきりに聞いてきますが、作左=仏師だとすると、仏師はとある事情によって荒れ寺に幽閉されてきたという感じなのでしょうかね。
そして、そこには仏師の腕を切り落としたとされる葦名一心が絡んでいるように思えます。

続きは次回。

次回:SEKIRO(セキロ)#33
前回:SEKIRO(セキロ)#31

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